患者(玉麗先生)が寝ている間は、しばし自分の仕事ができます。
(今である)
朝がいちばん忙しい。
起きていきなり気持ちが悪いのです。
ふらふらとトイレへ行って、ソファに「だあー」という感じでなだれこみます。
ベッドだと、トイレで起き上がるのが大変なので、日中はずっとソファのリクライニングを斜めにしてそこで寝ているんですね。
あさイチは、まず何かお腹に入れないと吐き気がするので、りんごなどを少し食べます。
お茶を薄めて小さなペットボトルに入れてソファのところに置いておきます。
朝は仕事があってもなくても私も誰もが大忙しの時間ですよね。
洗濯をして、玉麗先生の食べるものを用意して・・・家事って本当に大変だなあ。
みんなすごいですね!
手抜きしつつやってきましょう。
仕事がある時は、かわいそうだけれどお腹が空いても私が帰るまで我慢か、台所までたどりついて何か食べてもらうしかありません。
食べられそうなものを用意して出かけます。
初期段階はほんとに何も食べられないので、りんごくらいですね。
食欲に関しては、「つわり」の時の症状に似ているそうです。
つわりの時って、みな「何が食べたい」というものがそれぞれ違うそうですよね。
玉麗先生の目まいの時は、たいてい甘いもの・濃い味のものがダメでなるべく味が薄くて「酸っぱいもの」をよくリクエストされます。
よくあるリクエスト食は、
・きゅうりの酢の物
・きゅうり巻き
・ネギのぬた
河童か?!というツッコミが入りながら、そんなものを欲しています。
仕事の帰りに電話をして、食材を買って帰ります。
他にも
・レタスをサッと煮たやつにポン酢
・おもち
・漬物
・かまぼこ
・パン(食パンなど味のないもの)
おかゆは?と思いますが、ちょっと違うそうです。
元々、犬並みの嗅覚を持つため、病気の際はさらに研ぎ澄まされますから、目まいの時の食材はなるべく高級なものをチョイスします。
季節が夏なら、「桃」は大必須。
桃様にどれだけ救われてきたことか・・・
冬ならりんごですね。
高級な食材を、とカッコつけてますが、なんでも少量ずつしか食べられないので少しずついろんなものが余ります。
その残飯を私が片付ける、というスタイルです。
台所で立食です。
毎日立食パーティです!
残り物の組み合わせなので、すごくヘンになりますが、あまり気にしません。
台所での食事って、飲食店のアルバイトで「まかない」を食べているようでもありますね。
だいぶ回復してくると少しずつ味のあるものが欲しくなります。
「お好み焼きが食べたい」
ソース系が欲しくなってきたら、元気になってきた合図。
今回はどのタイミングでしょうね。
(雪)