花火

今年の暑さは命の危険を感じるぐらい強烈らしい。
いや もうすでに40度近い日が続いている。

外に出る時はサングラスで目を守る。
着替を用意する。
いろいろ対策は練っている。

先日天神祭の奉納花火が上がった。
久振りのことだ。

景気の良い音がドカンドカンバラバラバラと響いて、思い出に浸ることが出来た。

花火の印象的シーンは2ツ。

田舎での素朴だけれどまぶたに焼き付いている花火。

都会の花火のように手の込んだものではなかったが、巨大な光の輪がまばゆく頭上に広がる様は忘れられない。
中学生の娘と息子を連れて行った郷里の中学校校庭での花火大会。

その息子はスラッとしてカッコ良かった。
縁日の食べ歩きをする私達を、いち早く目に止めた近所の女の子達が、遠巻きにして賑やかに接してくれた。

もう1ツのシーンは一瞬で終ったような····

天神サンの近くでビル建設中であった娘の会社。
完成間近であったため屋上で花火見物をさせてくれた。

屋上に上るやいなやドカンドカンとショーが始まって、見物の私達は歓声を上げたが、風太を連れていた。

犬息子はヒュンヒュン言いながら私にしがみついて恐がった。
花火の大迫力は動物達にとっては大恐怖以外の何ものでもない。

私と娘は花火と並んでいるごちそうをあきらめて帰ってきた。

天神祭の花火の音がすると、2ツの思い出がピューンとやってくる。
そして毎年、ブログに書いている。

(玉麗)

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