エンドウの苗を植えて1カ月経つ。
外はあまりにも寒いのでリビングへ入れてやった。リビングの掃出し口に畳1枚ぐらいの絨毯を敷いている。その上に新聞紙を置いて、エンドウの鉢を2ツ並べた。
陽当たりはすこぶる良い。しかし、部屋の中で育つのだろうか、そんなことを思いながらじいっと見つめていると、青虫(シャクトリムシ)を見つけた。
エンドウの葉を食べている。心がチクッと痛むけれど、害虫は取らないといけない。
あまりに成長していないように見えるが、花が咲き、小さな実が5〜6個成っている。食べられるぐらいの大きさになるかどうか。しかしなんでエンドウの苗を今頃売っていたんだろう。
これは春先に成長する野菜ではなかったか。いろいろな植物を植えてみる。私の手に負えなくて枯れるものもあり、どんどん大きくなってこれも又手に負えなくなるものもある。
風太は17年近くわが家で生活し、たくさんの思い出を作ってくれた。犬がどんなに手強く、かわいい存在であるかを私達に充分に伝えてくれた。
ひょんなことからカエル3匹を育てるようになって、こんな小さなもの達の生態も目を見張るものがあることを、日々発見している。
生きものは育ててみないと実体がわからない。植物も同様である。
生きものからは、なつかれる喜びを、植物からは花の美しさや収穫のうれしさを頂いている。
私の生活は彩りに満ちている。
(玉麗)