南河内の春が凝縮されたような場所、赤・白・桃の梅の花は満開を迎え、心地良い春の陽を受けて香気を放っている。
昨日、私達一行はKさんの誘導で観梅橋を渡り、花のトンネルを抜け、盆梅を鑑賞した。
どの場所でもマアきれいだこと!
うわっ いい匂い!と賛美の声が上がっていた。
ここは道明寺天満宮。
Kさんは地域のお世話役を数年前から引き受けておられて、天満宮の梅の施肥も手伝いました、とのことだった。
Kさんが10年前に寄贈したしだれ梅が少し奥まった所で凛と咲いていた。
実は、花より団子。
梅を観る前に、茶店でぜんざいを頂いた。
ここでもお世話役達がボランティアをしておられる。
いつもなら上げ膳据え膳であろう男性陣が、大きな椀に入ったぜんざいを少しばかりぎこちない仕草でテーブルまで運んでくださる。
こんがり焼いたおもちとトロトロに煮たあずきが、何ともおいしいこと。
Kさんは「私はあしたから当番です」と張り切っておられた。
うらうらと春の陽射しが降り注ぎ、上着のいらない風のない日。
昨日はひな祭り、梅日和でもあった。
(玉麗)