繊維の柔軟剤は、今や無くてはならない生活用品のひとつである。
化学繊維・ウール繊維を洗って柔軟剤で処理しないと、これからの季節パチパチと静電気が走る。
しかし多くの人は、洗った物すべてにこの薬剤を投入する。
洗濯機自体が、そのような構造になっているので仕方ないとも言える。
けれども、タオルに柔軟処理を施すと、表面に膜が出来て水分が浸透しにくくなる。
汗を吸いとってくれないタオル、入浴後の水分をサッと吸収しないバスタオル、私には考えられないことだ。
フワフワが良いのだろうが、私はゴワゴワでも良い。
肌がすぐに乾燥してサッパリする方がずっと良い。
わが家の洗濯機にも柔軟剤を入れる場所はある。
けれども、代々のその箇所は1度も使ったことはない。
では、これからの季節、化学繊維の靴下やスパッツ、毛布などはどうするか。
ハミングを愛用しているので、小さなバケツに定量入れて水で溶く。
洗濯物が少ない時はその中に浸けて、脱水する、。
多い時は機内に等分に入れ、バケツに溶いたハミングを流し入れて、脱水する。
化学繊維、ウールもの以外は絶対にハミングを使わない。
肌着類が少々ゴワついても仕方ない。
化学薬品が衣類にたまって、肌を刺激するよりもマシだと思う。
もうすっかりこの薬品に慣れ親しんでいる故、ほとんどの人は何の疑問もなく使っているに違いないが、そしてすでに耐性も出来上がっているかもしれないが、私のようなヒトもいることを知って欲しいと思って、時折書くことにしている。
添加物フリーの考えはたぶん、生活全般に広がってゆく。
便利な生活すべてを断ち切ることはできない。
けれども、しなくてもいいことは少しだけ減らすことで、健康になるかもしれないと考えている。
(玉麗)