手のひら、指先がカサカサするようになってきた。
首の辺りも寒さを感じる。
シルクやウールのマフラーが必要だ。
室内は暖かいからついうっかりしてそのまま外出すると、首すじから風邪を引く。
先日の体験記でひとつ重要なことを書き忘れたので、覚えているうちに記しておく。
検査着の下半身はスカスカと書いていたが、そうではなかった。
着替え室には検査着とブカブカの紙パンツがあった。
前後間違えないように履いて下さい、と看護師さんが言う。
後部は、医師や看護師が作業をしやすいように切り込みが入っていた。
私はレッグウォーマーや靴下で防寒し、黒いパンツをつけた。
スカスカだと思っていたので、何となくホッとした。
人は些細なことで気分が上下する。
検査前の不安が、1枚の使い捨てブカパンで少し和らいだことが、新鮮な驚きであった。
気温は緩やかに低くなるわけではない。
行きつ戻りつしながら季節は変わってゆく。
今日は寒いが、明日からは20度を超える日が続き、雨が降る。
着るものに困る時期でもある。
寒いと思って出したセーターの置き場所に困ったり、かと言って夜は急激に冷えてくる。
寝具の調節にも四苦八苦している。
ベッドの横に置いてあった羽毛布団を使うようになったが、夜半に暑くなって蹴っ飛ばすと明け方にブルッとなって慌てて引き寄せている。
友人に電話するとひどい鼻声であった。
風邪で少しだけ熱が出たと言う。
手洗い・うがいと、鬱陶しいけどマスクは強い味方。
皆さん、くれぐれもお気をつけて。