セルフクリーニング

冷えたとか、何か悪いものを食べた以外にも原因はあるのかもしれない。
が、私の場合とり立ててコレというものが思いつかないのに、体の掃除が始まる時がある。

痛い。
脂汗が出るとはこのことだろう。

今回は3回で終わったので、バスタブにお湯を張り、体を洗って温めた。
その後白湯を飲んで、リクライニングチェアで横になっていたら、いつの間にか眠っていた。

私はこの状態を、セルフクリーニングと呼ぶことにしている。
それはもうひとつパターンがあって、こっちの方は痛くはないが苦しい。
そして日数もかかる。

めまいである。

なぜそれがクリーニングかと言えば、それまで溜め込んだ体重をガクンと減らすからだ。

といって元々43キロもない体。
一挙に3キロ減れば40キロを割る。
あまり嬉しいことではない。

前者はせいぜい1キロくらいで、食べればまた元に戻る。
どちらもあまりおすすめできる減量法ではないし、たぶん多くの人が敬遠する。

しかしセルフなので、私の意志に関係なく体がやってのける作業である。
こういう体を持ってしまったヒトの不幸は、他人にはわからないことだと思う。

1ツだけ良いことを挙げれば、どんな服でも着ることができる。
ブカブカはそれなりに、小さく細い服でも難なく着られる。

しかし年齢を重ねてもう、ピッタリ細めは選ばないようになった。
どちらかといえば、大きめのゆったり服が良い。

年を取るとしたいことが減ってくる。
いや少なくなるのではなく、できなくなる。

食べるものもたくさんは入らない。
美味しいものをちょこっとだけになってしまった。
それなのに、時としてお腹いたーい、になっては何か割が合わない気がする。

まだ少し痛いが、消化の良いものを食べていたら治るだろう。

そんな時に限って冷蔵庫には食べものが満載だったりする。
娘は何ら異常ないので、食べてもらうために作るとしよう。

(玉麗)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA