残念ながら、アサギマダラを写真に撮ることは
出来なかった。
そのかわりツマグロヒョウモンが雌雄で飛び交い、
ハナアブもたくさんいた。
人が途切れることなく行き交うので、
アサギマダラは用心して寄り付かないのか。
ひょっとしてもっと北の方の寺には
いたのかもしれない。
私がSさんと行ったのは、下御霊神社と革堂行願寺の
2カ所だけだったので。
藤袴は道端に、寺の境内に、神社に、
ズラリと鉢植えで並んでいた。
敷地内に植えられた所もあった、
絶滅危惧種とされていたが、
西京区大原野で京都現生種が発見され、
今は育成サポーターの手で育てられて
藤袴祭に並べられるという。
源氏物語にも登場するが、なにぶんにも地味で
ひかえめな花ゆえ、華やかさには欠ける。
しかしその奥ゆかしい風情の花に
ヒラヒラと舞う蝶がハネを休めて蜜を吸う様を
間近に見ることができるのは、素晴らしい。
私のようにヘタクソな撮り手でも
このような場面を写すことが出来るのだ。
祭の責任者に御挨拶して、次年につなぐことも出来た。
Sさんの提案で、藤袴の絵も描いた。
今年は初めてなので、これで充分ということにしておこう。
けっこう歩き回ったので、明日あたり
筋肉痛がやってくるのではと思っている。
(玉麗)