設計図のない工作(前編)

最小限のものしか持たない人のことをミニマリストと言う。

私には程遠いことである。

リビングを片付けてテーブルとテレビだけになったら・・・・・。

広いワ、スッキリ、いいナアとなったものの、あと3日もすれば折りたたみベッドがやってくる。

ついにリビングで寝る時が来てしまった。

 

一昨日は暑かった。

昨日はもっと暑かった。

そして今日、もっともっと暑い。

何しろ毎年暑くなってゆくのだから、全てのことに対策を講じないと、私は干からびてしまう。

夜、何とか眠れていれば、何とか生きていける。

暑さからはひたすら逃げ、エアコンの冷気を上手にかわし、息苦しくないような広いところで眠る準備を進めている。

 

息子夫婦が来たのでこれ幸いとばかり、4人で家具の位置替えを敢行。

私の部屋は物置に近い。

それは大きな屏風を4枚(4つの箱に入っている)を置いていることが一番の原因である。

冬は寝るだけだから別にいい、と言っていられたが、こう暑くなっては息苦しい。

 

まずこれを教室へ運んだ。

とにかく重たい4人で知恵と力を合わせての作業、と言いたいところだがそうもイカン。

私がこうしたらいい、と言うと息子が、それではここがこうなるからアカン、と言う。

娘が、「ハイ、作業長、その通りです」とまとめるので、私は一歩引く。

 

マアなんとなくうまく行って、4枚の大屏風は無事移動出来た。

マッサージ機、リクライニングチェアも移動して、わあっ 広〜〜い、となったリビング。

しかし3日後にはベッドが入る。

ー続く

(玉麗)

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