ブルーベリー狩りに大宇陀へ 4

話が逸れた。

ブルーベリー狩りが終わるとランチの時間が近づいている。
と言ってもまだ9時台。
ここからレストランまでは10分とかからないらしい。

Mさんはいろいろ提案してくれる。
「温泉どう?ここから近いよ」
「吉野のどこそこは?」

ちょっと思い出せないが、大宇陀は観光場所に事欠かないようだ。

「でも今日はブルーベリーが目的でしたから。私は来ます、おじゃまでなければ何度でもこの地へ」

Iさんが作って凍らせて持って来てくれたシソジュースがふるまわれた。

これが美味しい。
シソの香り、リンゴ酢の風味、ハチミツの甘さ、汗をかいた体にジワーッと染みてゆく味わいであった。

女達のおしゃべりは1時間くらいアッという間に消化する。
では、元小学校を改造したレストランへ参りましょうか。

校庭が駐車場になったその場所はレストラン、お土産物屋、トイレなどがズラッと並び、中に入るとエアコンがよくきいていた。

エビフライにします。
ア、私も。
じゃあ私も。
私はからあげ定食。
ハンバーグ定食。
と注文が決まり、ほどなく料理が運ばれて来た。

そしてまた次々と会話に花が咲く。

まだまだ話足りない気分であったが、何しろ私は疲れやすい。
この辺でお開きを告げなければ。

「涼しくなったらまた来ます。草取り手伝いますよ」
なんてこと言って、大丈夫?と思うほどはしゃいでいた私。

帰路の車の中でグーグー眠り、夕食終わってサッサと入浴後8時過ぎにはベッドに入り、ほんとに珍しいことにすぐに入眠の快挙(?)。

外で遊ぶことがこんなにもうまき眠りを誘うとは!!
快い疲れは脳を休めるのに多大な効果を発揮するのか。

働き者という点でもMさんと私は似ている。

娘が「お話聞いてたらMさんと母ってよく似ています」
と言ったら、ニコッと笑ったが、エビフライを2人同時に注文したこと思い出したのかな。

続く

(玉麗)

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