緑の中へ

先日夜の雷と風雨で、梅雨は開けたのだろうか。

朝セミが大合唱していたし、何より今日の暑さは真夏の陽射しがもたらすものだ。

エアコンなしでは眠れない夜がとうとうやってきた。

私は例年通り、慣れるまでのクーラー病で、お腹の調子が悪く、頭も重い。

でもそんなことを言ってはいられない、一大イベントの日が少しずつ近づいてくる。

 

ブルーベリー狩り!

 

あの小粒の黒っぽい果実が私たちを呼んでいる。

大宇陀市、どんなところに畑があるのだろうか。

はるか昔に1度行ったことはあるが、もうすっかり忘れてしまった

奈良の気温も大阪と変わりはないが、吹いている風の色は違うはずだ。

 

大阪がグレーだとしたら、向こうはグリーンの風に違いない。

いやそうあって欲しいもの。

明日香へ行った時も、圧倒的な緑に、染められるような気がした。

明日香よりさらに三重に近いところへ行くのだ。

青と緑の風景が広がっているはず。

 

郷里の円光寺の広間でお茶を頂いた時のことが、ふっと頭に浮かんだ。

山が半分視界を覆っていた。

暑い頃ではなかった、確か。

だから記憶が柔らかで、緑の山は目に優しかった。

梅雨明けの炎暑の中、山々はどんな姿で私たちを迎えてくれるのだろう。

 

朝、可能な限り早起きしよう。

気分はもうブルーベリー畑の中へ飛んでいる。

(玉麗)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA