ブルーベリー狩りに大宇陀へ 2

高速を利用して片道1時間50分ほどかかる奈良の山間の地、大宇陀(おおうだ)はとても良いところであった。

食べ物も気候も、そして人情も、全てが素晴らしい。
ワンコもカエルも可愛かった。

Aちゃんと私たちは道の駅で待ち合わせ、そこへIさんが迎えに来てくれた。

ついでにその前のことを書くと、私はワクワク感でいっぱいで、午前3時に目が覚めた。
あまりにも早いが、もう1回寝たら起きられない。

私は30分ベッドで我慢し、3:30起床。
娘を起こさないようそうっと行動した。
服を着替え身だしなみを整え、持っていくものを点検。
4:40娘を起こす。

5:30出発の予定は15分延びていざブルーベリーの地へ。

Aちゃんは先に来て待っていた。
Iさんが来てくれるまでちょっと時間つぶし。

当地の採れたて野菜を販売している店が開いていた。

アッスイカ!!これを買わないでどうしますか!
今買っても帰りまで取り置きしてくれるとのこと。

そこへスイカを車に乗せてオジサン登場。
まさに採れたて。

「こっちのでもいいですか」
「いいよ」
「やっぱり大きいのが美味しい?」
「みんな美味しい」
「アハハハ」

こんなやりとりができるのも楽しい。

一番大きいのを「コレ、コレにします」。
「Aちゃんも好きなの選び、買ってあげるから」
マアこれぐらいならエラそうなことが言える。

Aちゃんは遠慮して一回り小さいのを持つ。
といっても8キロはある。

私たちが選んだのは9キロであった。

ほかにもサツマイモ、生姜など選んでカゴに入れる。

Iさんと3台車を連ねて、いざ現地へ。

幹道から枝道へ曲がり、ちょっと走ったところにMさん宅は在った。
車を降りると空気が違う。
8時を過ぎているのに涼風を感じる。

あたり一面緑で覆われているからだろう。
大阪と比べると3度くらい低いような気がする。

「ア、柴犬がいる、こっち見てる」
娘が言った。

フクちゃんは友好的で、娘が近づくと両手を振って歓迎してくれた。

とても喜んでくれている様子を見て、Mさん宅の全てが私たちを快く迎えてくれていることが伝わってくる心地よさの第1歩が始まった。

続く

(玉麗)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA