“ブロッコリーは優秀です、ぜひベランダで育ててみて下さい”
花や野菜の話になると、最近はこう言い添えることにしている。とにかくスゴイ生命力で、もう抜こうかなと思っていても、小さな蕾(食べる部分)があちこちから出ているのを見ると、エライ!!と言いながらポキポキ摘んで、味噌汁やサラダに使ってしまう。
そしてまた一週間ほど経つと、次のが出てくる。その連続で、昨年の株が2つ残っていた。さすがに1本は小さくなって、それでも蕾は出るので、2本一緒に1つの鉢に植えたらまた蕾が・・・。
娘が買ってきた今期の苗は、左右に30センチほど葉を広げ、よく見ると中心に蕾らしきものが出来ている。これがさらにどんどん大きくなり、蜂が来て卵を産みつける。蛾も産卵する。
それらは取り除かず、葉を食べられても放っておく。適度な大きさになったらカエル達に与える。1年にほんの少しの間だけしか採れない栄養満点のエサなのだ。
彼らのためにブロッコリーを育てていると言っても、あながちウソではない。さやえんどうは40サヤほど採れた。甘くておいしかったが、早く植えたので残念ながらもう終わりのようだ。
トマト、ナス、オクラなど植えてみたが、ブロッコリーにかなうものはない。場所もないので、ブロッコリーに限定しようかと考えているが、きゅうりは陽除けにもなるので、2本ぐらいは植える予定。
まさかベランダでこんな楽しみを見つけられるとは、思いもよらなかったことだ。
(玉麗)