ベランダ菜園

エレベータを下りて数歩行くと、
赤い塊が目に入る。
花のようだが何だろうと思っていたら、
玄関から数メートル手前で、
赤の中に白いものがポツポツ点在しているのが見え、
ああブーゲンビリアだと気が付く。

わが家への来客は、このように表現しながら
今年のブーゲンビリアをスゴイですねェと
賞讃してくれる。

この花はもともとマゼンタピンクであったが、
いま咲いているのもやはり赤い。
もとの木は11個花をつけただけで
葉ばかり繁っている。

ひょっとしたら来年は咲かないかもしれない。
思い切って剪定し、新芽を出すように
仕向けようかと考えている。

このように私と相性の良い花はわが家に残るが、
そうでないのは、他家へあげてしまう。
思いっきりよく。

ブロッコリーはとても成育が良く、食べておいしく
文句のつけようがない野菜である。

キャベツは2個共にちっとも玉にならないし、
きゅうりはポツポツ成るものの
どうも歯ざわりが悪い。
パキッとしないのだ。

毎年のことで、ブツクサ言いながら食べている。
たぶん何かコツがあるのだろうけれど、
わからない。

来年はきっと、野菜はブロッコリーのみと
なる可能性が高い。

(玉麗)

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