12月1回目の手本教材は「弁天様」です。
とても細かい絵なので時間がかかります。
ですから、各教室、11月にすでに金円窓色紙を持参し、購入して頂いていました。
お家でゆっくり下絵を作っておいてほしいからです。
下図の使い方がわからない方のために、動画を作りましたので参考にしてください。
(3分19秒の動画です・音が鳴ります)
(レッスン用動画の一部を切り抜いて作ったものです。)
改めて、下図制作について説明いたします。
—– —–「下図の制作過程」—– ——
必要な道具
・6Bのエンピツ
・ボールペンまたは赤ボールペン
①下図を裏返し、うっすら見える線の上を鉛筆でこする。
裏返しただけでは表の線がよく見えないので、ガラス窓の上など光で透けて見える環境が良いです。
この際、重要なのは濃いめにしっかりと、線の上のみを塗りつぶすことです。
サササーと軽く塗る程度ではダメなんです。
それと、塗りつぶすのは線の上だけです。
線のない白い部分を塗っても意味はありません。
②全部塗れたら、表に向けて、色紙の上に載せる。
絶対動かないように固定させて、下図の線の上をボールペンでなぞっていく。
赤ボールペンでもOKです。
なぜなら、なぞった部分がよくわかるからです。
もし、描いている途中でずれたら、中止です。
復活させることはできません。
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こうやってみると大変そうだなと思いますが、下図はとても大切なものなので、がんばって丁寧に作ってみてください。
もちろん、下図なしで直接見ながら描いても構いません。
この、エンピツを使った方法は、結局何をしているかというと、「カーボン紙」の代用なのです。
ですから、カーボン紙を利用してもOKです。
描くもの(色紙など)の上にカーボン紙をのせ、その上に下図をのせ、なぞるだけです。
次回の手本は、今回の細かい絵と全く違うタイプの「大津絵の鬼」です。
こちらも楽しみですね。
(雪)