もちろん養殖ではあるが、鮎がもう出ていた。
先日は風太の月命日。
1日遅れで彼の大好物だったものを
手に入れた。
夕食に焼いたらすごいアブラが出て、
薫製みたいな色になってしまった。
娘が身をほぐして遺影に供えた。
「鮎を常食にしている犬なんていませんヨ」
と言いながら、与えていたのを思い出す。
何でもガツガツ食べていたのに、
14歳の初夏元気がなくなり、食べなくなった。
ひょっとしたらと鮎をごはんの上に乗せたら
喜んで食べた。
それ以来、鮎は風太の元気のもとになった。
夏も鮎で乗り切り、15歳8カ月の天寿を全うした。
肉ではなく鮎だったところが、
いかにも風太らしい。
足長でスラリとした体型の風太と
美しい鮎の取り合わせが、いかにもと感じられる。
風太がいた頃、
このブログにも時々登場したが
私は親バカならぬ飼い主バカ丸出しであった。
今もそれは揺るぎなく、むしろ強くなる傾向にある。
(玉麗)