アラレアの危機

アラレアの葉がどうも元気がない。

ちょっと前拭いてやったのにナアと思いながらよくよく見ると、白い綿のようなものがところどころくっついて全体的にベタベタしている。
これってウドンコ病なンだろうか。

病っていうけど、この白いのは虫ではないのか。

ベランダは暑い。
扇風機で部屋の冷気を送る工夫をし、脚立を持ち出した。
なにしろアラレちゃんは背が高いので、上の方にある葉は手が届かないのだ。

雑巾をしぼり1枚1枚葉の表面を拭く。
葉の中心部についた白い異物をブラシでこそげ落とし・・・。

とにかく時間のかかる作業であるが、もう20年もわが家で育ってきた木。
高いところを1本切ったらそこから芽が出てきたいじらしい子である。

この白いのが病気なら、薬を施さないといけないなアと思いながら、脚立から落ちないよう気を配る。

水をやって活力剤を吹きかけた。
少し元気になった気がするが。

新芽は白いワタに攻撃されながらも大きくなってきている。

インターネットで調べるとカイガラムシと判明。
私の処置は適確であったが、葉が乾燥しないようにとある。

うーん、高いところを水で洗うには・・・・・。

少し倒してつっかえ棒か何かをし、手が届くように工夫しなければならない。

暑い季節は虫たちが活発化する。
彼らを見逃したらその木は樹液を吸われいずれ枯れる。

アラレちゃん、キミを助ける努力は厭わないよ。

カイガラムシ撲滅に知恵を絞ろう。

(玉麗)

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