サード・プレイスという言葉を聞いたことがありませんか?
サード=第3の
プレイス=場所
第3の場所とは一体なんのことでしょう?
サード・プレイス(Third place)とは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。
サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などである。
・無料あるいは安い
・食事や飲料が提供されている
・アクセスがしやすい、歩いていけるような場所
・習慣的に集まってくる
・フレンドリーで心地よい
・古い友人も新しい友人も見つかるようなところ
– Wikipediaより
自宅や仕事場とも違う、もう1つの場所。
一般的によく言われるのは、上にも挙げられているようにカフェが良い例だと思います。
パソコンを持ち込んで作業をしている姿を、みたことがある方も多いでしょう。
かく言う私も、カフェで仕事をすることがよくあります。
人によって滞在時間はいろいろでしょうが、マシンを使うため電源が提供されているところが理想です。
私のように個人で働いている方に多い利用方法です。
いや、パソコンなんてわざわざ持ち込まなくても、家の方がコーヒー代もいらないし落ち着くのでは?
と思われるかもしれません。
確かにその通りなのですが、自宅には家族がいて気が散ったり、生活感があって気楽なのだけれど仕事をするには緊張感が足りない、とか、大昔の人が聞いたら「何を贅沢なことを言ってる」と言われそうな現代人のメンタル。
ですが、できる範囲で自分だけの居心地の良い場所を確保することは、人間の動物的な本能の1つではないのかなとも感じます。
落ち着かない気が散る状態で我慢強く作業するより、わざわざ足を伸ばしても、自分のリラックスできる場所で集中できれば、効率も良いし気分も良いのです。
むしろ、コーヒー代で済むなら安いものです。
近頃では1人で場所を借りられるシェアオフィスなども手軽ですが、これがオフィスという形態になると堅苦しいというか・・・(私の場合はです)、適度に開放感のあるカフェはまさに理想で、周りに人がいても広い空間のせいかとても落ち着いて集中できるのです。
いろんな考えがあるので個人で違うとは思いますが、私自身はお気に入りのアジト(カフェ)をいくつか決めていて、そこで仕事をする時もあるし、ただコーヒーを飲みにいったりもします。
自分の例で言えば、居心地の良いカフェの条件は次のようなものです。
・店内が広い
・人が少ない
・店員さんが感じが良くて、かつ放っておいてくれる
・美味しくて安い食事は無い
上から3つまではなるほど、ですが、4つ目で??となった方もいるでしょう。
美味しい・安い食事ができる場所となればすぐに人気がでて、特に女性がグループなどで押し寄せるようになります。
そうなると、そこはもはや私の楽園ではなくなってしまう・・・だから美味しいものはいらないのです。
静かで広々とした空間。
そこに1人でいる時間。
これこそが私の求める条件です。
私とは逆ですが、サード・プレイスに人との交流を求める方もいるでしょう。
自分なりの第3の場所は、心に安寧をもたらしてくれますので、老若男女問わずおすすめかと思います。
(雪)