1月手本 椿

手本の一部を、ハガキと寸松庵に描かれました きれい!
椿は玉麗先生の十八番、毎年手本に必ず登場します
ボカシをするとさらに華やかに
ピンクの椿にピンクのボカシで完成!

今冬は年末からわりと暖かい日が続いたせいか、そろそろ咲き始めている椿。

毎年この時期にお手本に登場します。何度も描いているのに、描くたびに毎回難しさを感じる花。

上手に魅せるコツがあります。まずは、色をきれいに出すことです。そのためには、筆を丁寧に洗ってタオルで適度に水分を調節すること。違う絵の具の色同士がまざらないように、お皿はわけて使うこと、などなど。

え?そんなことより、上手に描ける運筆を教えてよ〜と思われた方もいるかもしれません。

・・・が、基本をおろそかにして上達はあり得ません。また、教室で見た限り、多くの方の道具の扱いが雑になっています!

初心を思い出して下さい。

はじめて絵を描いたとき、真新しい道具を揃え、使った時のときめき。
どのように道具を扱うかもわからなくて、手本描きをじっと観察したこと。
筆を洗うタイミングがわからない、絵の具も取り方も難しい、ひとつひとつ私達に確認して、一歩一歩描き始めたときのこと。

道具をもっと大切に扱って下さい。筆も、絵の具も墨もみな、なくてはならない大事なパートナーです。

お世辞ではなく、初めて教室に来られたときから、絵の技術はどの方もすごく上達しています。上達の陰には、道具への「慣れ」があります。慣れると余裕ができるので、絵を描くことに集中できるからです。それは良いことなのですが、逆に道具の扱いが雑になると、絵も雑になります。

厳しい言い方のようですが、汚れた道具を使って乱暴に描けば、汚れた絵が出来上がります。単に上手、下手の話ではありません、それはつまり「品のない絵」「心のない絵」です。

いま一度、ご自身の絵の道具を見直してみて下さい。あらためて丁寧に洗ってちゃんと乾かしてからお稽古バッグにしまって下さい。

洗ったあとのお皿、水入れは、水滴を全部取るつもりで完璧に拭いてあげてください。筆は必ず洗って干し、絵の具はフタを開けた状態で乾かします。硯を洗わない人がいますが、膠(にかわ)が固まると墨がこびりついて取れなくなります。硯も洗って下さい。ボカシのブラシと網も水洗いして下さい。

そして迷子にならないよう、道具ひとつひとつにちゃんとご自身の名前も書いて下さい。時間もお金もかけず、すぐにできることです。

そしてパートナーとして敬意を払いましょう。そうすれば道具たちはイキイキと活躍し、きっと私たちが素敵な作品を作る手伝いをしてくれるはずです。

(雪)

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