十五夜

今年の十五夜を心待ちにしていた。

月へ行ったスリムのことを思い出して、感慨深く眺められるだろうと。

しかし、このところ夜になると薄雲がかかり、月は見えなかった。

スリム、1ツは月面探査機。

そしてもう1ツは、8月31日に亡くなったわが家の一員。

科学の結集の方は、今のところ月面には到達していない。

私たちの思いの力で、月へ送った1匹のカエルの魂はきっと、小さな小さな月の石になっているはずだ。

そう願いながら月を見上げるつもりでいるが、さて今夜の空は晴れてくれるだろうか。

(現在 PM3:00)

娘が展示する絵に取り組み、今日描き上がった。

ちょっとした仕掛けがあって、このギャラリーでの展示は白描(=墨の線描き)、その後2024年2月の玉麗会展覧会の折には、彩色して出品することになった。

いずれも、皆さんの目に触れることができるよう工夫するつもりなので、楽しみにして頂きたい。

展覧会の日程が決まってからずうっと、心休まるヒマがない。

いつも段取りを考え、絵の構想を練り、ブログの文言が頭の中を右往左往している。

ボケる暇がない、と言いたいところだが、それはまた別の回路のようで、年相応にガタガタと耳障りな音が聞こえる気がする。

しかし、あと5カ月。

それぐらいなら何とか元気で頑張れるだろう。

(玉麗)

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