1月手本 招き猫と南天

2016年1回目の手本は、「招き猫と南天」です。

まねき猫は、縁起物として知らない人はいないほど有名なニャンコちゃんです。「商売繁盛」「千客万来」というイメージがありますが、挙げている手が右のものと左のものがあり、それぞれ意味が違うそうです。

右手は、金運を招き、左手は人(客)を招くという意味があり、両方の御利益を得たいと思うなら、左右2体をそろえるのがよく、挙げている手も高ければ高いほど、多くの福を呼び寄せるのだとか。

それならばと、両手をバンザイのようにあげて良いことを一度に招こうというまねき猫もありますが、商売をしている方には「商売あがったり」「お手上げ」という意味にも取れるため嫌がられることが多いそうです。

色もいろいろ。白=「福」、黒=「厄よけ」、金=「金運」、ピンク=「良縁」、赤=「病い除け」、青=「交通安全、学業向上」、緑=「合格」。オレンジ=「仕事運」などなど。一般的には「三毛猫(白猫)」で、広い意味での福を招くと言われているようです。

ところで、このページ一番上の写真のネコちゃんをよくご覧ください。この子の目は、オッドアイといい、左右の色が違います。これは生まれつきの現象だそうですが、日本では古来より「金目銀目」と呼ばれ、とても縁起のよいとされてきたのです。この子とは、イタリアンバールで出会いました。白くて可愛い猫で、オッドアイがとても神秘的でした。(玉麗日記「にゃんこ「BAR」

岡山にある「招き猫美術館」をご存知ですか?東京のちいさなギャラリーで美術展をされていた時に偶然、そのギャラリーに立寄り、お話をうかがったことがありました。本当に招き猫だけの美術館!いつか岡山の方へも行ってみたいです。

一方、南天も、「難を転じて福となす」といわれ、縁起の良い木として愛されています。実の色は赤と白があります。まるい小さな実は朱で、筆の先をくるっ ちょん、と置くように描きます。濃淡をつけたり、大きさも少しふぞろいすると、水墨画らしい変化が楽しめます。

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招き猫が持っている小判には椿が!小判は、黄土ですが上のように金を使うとさらに豪華になって良いですね。

 

1月は縁起物2つで、ハッピーにスタートして下さい!

 

(※招き猫に関する情報は、「招き猫のご利益を得る7つのポイント」より引用させて頂きました)