龍を描く

1週間ほど前から、『龍の図』に取り組んでいる。

鳳凰もそうであったが、この世に存在しないものを想像して絵にする作業は、けっこう大変なことだ。けれども玉麗流の龍を創り出そうとする努力は、決して苦しいものではなくむしろ楽しい。

折しも、龍を描きたい人がいて、手本を作った。その時の下図を応用して描いている。一から作るのに比べると、少しばかり手間が省ける。

2日かけて龍の頭部、脚部と竜巻、水しぶきなどを描いた。さて、稲妻はどうするか。龍の周りに飛んでいるユラユラとした白光がソレなのだが、なんで歴代の絵師達はこのような表現をしたのか。

“神的なものだから、現実的でない方がふさわしい、と昔々のエライ先生が言うた”のではないか、と娘が言う。かもしれん。

それはそれで畏れ多いことと受け止めて、今回は、玉麗独自のものも描いてみたい。さて、どんな絵が出来上がるか。

(玉麗)

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