ついに梅雨入りした。
日本の樹木のうるおい、いきものの多様さ、文学における情感、その他諸々の美はこの雨の季節によってもたらされたものだ、と綴られてきた。
確かにそうであろうと思ってはいる。それでも初日はやはり気が滅入るものだ。
買物は近所ですませ、郵便局へ寄り、そそくさと帰宅した。
湿度計は38%になっている。喉が渇くのは止まったが、目はまだシパシパして、眠くて仕方がない。絵も描けない。
録画をいい加減にみて、台所仕事に立った。酢タマネギを仕込む。今夜のメインは、とりもものトマト煮にしよう。とりももをひとくち大に切り、タマネギ、トマト、キャベツと炒める。塩コショウする。
ア、トマト缶がない。私の調理はイイ加減なので、ないものは省く。ケチャップで代用。仕上げに粒コショウをカリカリ。出来上がり。マア何とかイケル味になった。
今年の梅雨は長いのか、短いのか。ほどほどでありますように。
(玉麗)