梅から桜へ

「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春辺と 咲くやこの花」

この和歌の花は、桜だと思い込んでいた。堂本印象が描いた“木華開耶媛(このはなさくやひめ)”のバックは桜の花なので、勝手にそう思っていたのだろう。仁徳天皇即位を祝し、渡来人 王仁(わに)が、梅の花にこの歌を添えて奉ったと伝えられる。

梅の春が過ぎようとしている。先日、観梅のお誘いがあったが、風太が衰弱しているので、残念ながらお断りした。その日はほとんど食べなかったが、3時間続けて眠り、おしっこして眠り、又おしっこして眠り・・・。

今日は少し食欲が出てきた。おかゆをフードプロセッサーにかけ「米乳」と名付けているものを、おいしそうに食べた。鶏肉を噛んで団子にして与えると、これも食べた。少しだけ歩かせて、おしっこして又ひたすら眠っている。

私達はハラハラしながらも、1日を大切に過ごしている。

もうすぐ桜の季節がやってくる。

(玉麗)

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