奇矯人?の家

とんがった支柱や丸い針金、熊手など少しは効果があったのか。黒っぽく熟してきたブルーベリーが5粒ほど、今のところ無事である。近視の私はうっかり近づいて目を刺しそうになった。娘が「ヒラヒラする布を吊ったら」と言うので、シマシマの布をリボン状に切りくくりつけた。

もう笑うしかない、このサマ。ベランダへ出るたびニマニマしている。この様子をどこからか望遠レンズで見られたら、ちょっとアブナイヒトじゃないかと思われる。いや、そんな人がもしいたら、当方よりもずっとアブナイ。

ベニバナを頂いた。源氏物語に登場する“末摘花”。キク科カルタマス属。染料に用いられるカルタマスとはアラビア語。染めるという意味。

593年推古天皇(女帝)が即位し、聖徳太子が摂政となった。ベニバナはこの時代に挑戦から日本へ渡ったと「花の名前」(日東書院)にある。飛鳥時代(592〜710)のことだ。この時代には大化改新(645)があった。中大兄皇子と藤原鎌足が蘇我入鹿を討ち、政治的改革を行った年のことを中学時代、「ムシゴヒキ」と暗記した。

半世紀を経て、鎌足公を祭神とする談山(たんざん)神社で個展を開くことなど、当時の私は知るよしもない。そのヒトが今年はブルーベリー栽培に燃えている。時代は刻々と動いている?

(玉麗)

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2件のコメント

  1. おはようございます。コメントに考える時間を脳細胞の働きに使ってボケないように努めます。

  2. スマイルさん
    頭も体も常に動いていると活性化されますね!楽しんで頂けると何よりです。

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