カエル

ウチの子は土色(つちいろ)でちっとも目立たない。それでも3匹微妙に色が違って、スリムくんは三角も酔うがハッキリの茶、マルちゃんはベージュに近い茶、チビは黒っぽい茶。きっと、土の上や石の隙間にいてもわからないような保護色なのだろう。

ところが先日の教室で、「テレビで見ました」と言ってケータイに写したカエルを見せてもらった時、こんなのいたら鳥にすぐ見つかってしまうと心配した。

外国には色とりどりのカエルがいるが、この美しいブルーちゃんは、れっきとした日本産なのだという。

 

整理をしていたら、カランと乾いた音がして転がり出たものがある。ひょうたん!誰かが教室へ持ってきてプレゼントしてくれたものだろう。絵を入れようと思ったものの放置してあった。

ふと思いついてブルーちゃんを描いてみた。うーん、ひょうたんにはちょっとナァとしっくりはこないけど、マァかわいいんじゃないの。

玄関に置いたら風で飛ばされてガランゴロンと大層な音を出しながら転がった。苦肉の策、ヒモで吊るすことにした。

座っているヘンな顔をした犬の置物と並べてみたら、カエルを見上げて何か言いたそうな図になった。

(玉麗)

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