皆さん、歯を磨くとき、ほとんどの方が歯磨きチューブをお使いですよね。
私もです。
あれ、だいぶ減ってきて本体がぺちゃんこになったら・・・・どうしますか?
(1)中身をしぼり出せなくなったら捨てる
(2)便利なしぼり器を使って極限まで出し切る
(3)本体をカットし、中身を全て使い切る
それぞれ、何%くらいでしょうね?
ちなみに私は、
(3)
の使い切る派です。
おそらく(3)派の方には共感して頂けるのではないかと思いますが、節約の意味だけではないんですよね。
あの「使い切る」爽快感を味わいたいがため、と言っても過言ではありません。
というわけで、
よく似た形状のチューブ型絵の具。
私たちが日頃お世話になっている、いわゆる金チューブ、白チューブです。
通常は固形の顔彩を使用しますが、こってりと色をしっかり乗せたい場合には、やはり固形では薄いためチューブの出番となりますね。
タイミング的にも年末は、金をよく使います。
これらのチューブ絵の具は、私が持ち歩き、皆さんのお皿にギュッと出して回っています。
個人で購入する方もいますが、やはり頻度が少ないため使いきれない場合が多くもったいないので、ある時から玉麗会費で購入して、会員の皆さんで使用するようになりました。
歯磨きチューブのように毎日使うものではないので、常に劣化のスピードとの戦いです。
最初はクリーム状でするりと出てきて非常に使いやすいのですが、だんだんと劣化が始まります。
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【劣化第1段階】
絵の具が油と水分に分離し始めます。
そうなると、まだ十分量があってスルッと出る割に、水分や油分ばかりが出てきて、肝心の中身がなかなか出てくれません。
でもこの段階ではまだ使えます。
まず最初に出てくる水分、油分を出し切ります。(もったいないようですが、出し切ってください)
それから、ちゃんとした本体が出てくるので、それを使用します。
*特に金チューブは、ドロリとした油分を塗ると、和紙を傷めてしまいますので気をつけてください。
【劣化第2段階】
分離した後、全体が固まってきます。
でもしぼってまだ出てくる場合は、ギリギリ使えます。
かなり固くなってくるので、塗りづらい場合は少し水を足して伸ばしてもOKです。
こうなってくるともうそろそろ・・・
【劣化最終段階】
完全にカチカチに固まって、しぼっても出ません。
この段階でカットしてもおそらく使えませんので、これは処分してください。
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第2段階の金。
量が減っているため、しぼっても出てきません。
カットすることにします。
まだ使えそうです。
今日の教室はこれで使い切ります。
底の方にけっこうありますね。
尻尾の方は空気にさらされるとすぐに固まってきます。
自宅でチューブの絵の具を使う場合は、1ばん小さいサイズを買うことをオススメします。
(雪)