おにぎり

パンとごはんとどちらが好きかと問われたら、ちょっと困る。朝はパンと牛乳だけの日もあるが、くだもの、サラダ、ヨーグルトなどを添える。朝食にごはんを食べることはほとんどないから、昼・夜には必ず食べる。パンもごはんも好きなのだ。

昼食にはそば、うどん、スパゲティだけなんてことはまあないと言ってよい。おにぎり1ツと何かでも良い。麺類はあまり好きではないのかもしれない。人ごとのように言っているが、たぶんそうなのだろう。

おにぎりを作ると思い出すことがある。けれどもそれは懐かしいとかホロッとしてしまうとかではなくて、笑ってごまかしたいような話だ。記憶の沈殿した部分に潜んでいたものを、娘がひっぱり出して教えてくれた。

娘が小学校低学年の頃の話。塩と砂糖をまちがえておにぎりを作った。さて、どうする?この甘いおにぎり、私は迷うことなくお皿にのせて「みんなーッ 食べる?」近所で遊んでいた娘や息子の友達に提供したらしい。

子供達の味覚はあまり発達していない。自分ちのお母さんが作るおにぎりは塩っぱいが、これは甘い。「おいしーッ」と言って食べてくれたらしい。当時私は、“サザエさん”であった。

(玉麗)

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