四国八十八か所巡りの際に、ぜひ訪れてほしい場所があります~円光寺

円光寺

 

◆徳島県阿波市「円光寺」 

 –龍の天井画と襖絵(浄土 “100人の子供達” 、四季の花)

 澁谷玉麗の生まれ故郷である徳島県阿波市にある円光寺より依頼を受け、構想から制作まで約2年をかけて完成、2007年に奉納しました。本堂の仏間の天井に龍、客間の襖絵には四季の花(梅、椿、朝顔、曼珠沙華)と、100人の子供達が描かれています。

円光寺写真

100人の子供達を見守る龍。

円光寺 天井画

天井画の龍は、金潜紙に、墨だけで描かれた作品。龍本体の絵はすべて玉麗によるもの。そして、まわりのボカシ部分は雪が担当しました。龍は水の神様。そして、襖絵に描かれた100人の子供達を見守る存在でもあります。

落慶法要の式典当日に、玉麗会の会員をはじめ多くの人たちで絵を観に行くツアーを決行しました。徳島新聞、テレビ局の取材も受けて、大忙し。にぎやかに皆で鑑賞しました。

 『全国の寺をまわりましたが、円光寺の客間が一番良かった』

徳島県阿波市円光寺にて、襖絵の100人の子供たちを見つめる澁谷玉麗。 これは、円光寺の宗派である、浄土真宗 興正寺派の高僧が円光寺の襖絵を見て言われた言葉だそうです。

 特に思い入れのある「浄土“100人の子供達”」は、数えると絵の中に本当に子供達が100人!子供の頃こんなことをして遊んだナァと思い出が蘇るような内容になっています。(写真:襖絵の子供達を見つめる澁谷玉麗) 

 襖絵100人の子供達

“それは、襖に何を描くか悩んでいた時のことでした。その頃、忙しすぎて逃れようのないめまいにも悩まされていました。少し快方に向かい、頭を上げても嘔吐しなくなった頃、突然に部屋の白い壁に、子供達の遊んでいる姿が現れたのです。これだ!と思いました。

かくして「浄土“100人の子供達”」が出来上がりました。この世で生を終えた魂の行く処、悲しみも不安もなく、子供の頃に帰って穏やかに暮らせる永遠の住む国。この絵を見た人達の多くが、「あの世がこんな処なら、死ぬのも怖くないナ」と思って頂けたら、画家冥利に尽きると思っています。”(玉麗日記より抜粋)

 

徳島県阿波市円光寺 襖絵100人の子供達の詩

(澁谷玉麗による、襖絵に書かれた言葉)

 

「円光寺」へのアクセス

名称:浄土真宗興正寺派 秋月山 円光寺(えんこうじ)
場所:徳島県阿波市土成町成当654   TEL 088−695−3235
交通:徳島自動車道「土成IC」から約15分

八十八カ所の札所、九番「法輪寺」と十番「切幡寺」のちょうど真ん中あたりに位置する円光寺。「法輪寺」からは歩いて行ける距離です。円光寺のご住職曰く、「九.五番札所と思っていただけたら」。実際に、八十八カ所を巡られる際、円光寺に立ち寄られる人も多いそうです。天井画と襖絵を観た人のクチコミで、じわじわと訪問する人が増えているとのこと。あなたもぜひ、迫力の龍と、美しい四季の花、そして無邪気に遊ぶ100人の子供達に会いに来て下さい。※見学は無料ですが、留守にされている場合もあります。

徳島県阿波市円光寺パーキング完備

広々駐車場も完備。

 

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