郷里の友

友人の連れ合いが入院したと聞いて、お見舞いの電話をかけた。 「どう?」と聞くと、堰を切ったように話し出した。 もうこうなると、私の近況など差し挟む余地はなく、「ヘーエ、ふうん、あ、そう・・・・・」と相槌を入れるのみ。 彼...

顔だけ若い?

「シワが最近深くなって、イヤやねェ」 「でも、何か注入するとか、手を入れて吊り上げるなんて怖いよねェ。サッと塗っただけでピッと伸びるなんてのがあるといいンだけど・・・」 「もう5年もしたら出来るンじゃない、皮膚再生が」 ...

花のある暮らし

マンションのベランダに、あるいは戸建ての家の窓辺に、花がいっぱいある生活、いいナァと思う人は多いが、実行している人はどれぐらいいるだろう。 私はここに来てから花を植えるようになった。 花の台を2段構えにして、ベランダに出...

反対を唱えたい人達

頭の中って情報を入れすぎると、重くなってわめき出すようだ。 特に悪い出来事は、「やめろーッ」で済む時もあるが、「キイーッ」と自爆することもある。 すぐに、いちばん弱っている臓器が犠牲になる。 先日、マンションの委員会に出...

「てっさ」の行方

知人が「ちょっとだけやけど、おすそわけ」と言って『てっさ』を持ってきてくれた。 こういうものは少しだけ頂くのがいいんです、と言いながら有り難く夕食の一品に。 ふと思いついて、ジャン達にもと小さく切って与えようとしたが、ア...

長野から

長野県伊那市から便りが届いた。 私のことを「玉麗ちゃん」と呼んでくれる里美さん。 彼女とのお付き合いは、全日本水墨画展を通じている。 私が水墨画を始めてまだ1〜2年の頃か、展覧会最終日のパーティでお目にかかった。 玉雲先...

みんな大好き「雪景色2種(短冊)」3月1回目手本

3月1回目手本は、短冊の「雪景色」2種。 あらゆる絵画のジャンルの中でも、唯一、「描かずして描く」という表現ができるのが、水墨画の醍醐味と言えましょう。 今回、描かずして描くのは「雪」です。 使うのは墨のみです。 墨の濃...