七人の神

プライムビデオで「鎌倉ものがたり」を観た。
CGを使って黄泉の世界を観せてくれた。
江ノ電の丑三つ時に出発する電車に乗り込んで、異界へ連れ去れられた妻(高畑充希)を、堺雅人扮する一色先生が捜しに行く。

時代は昭和の初期か。
貧乏神や、年齢のわからない婆や、カエルの魔物になってしまった堤真一など、配役もバラエティに富んでけっこう面白かった。

貧乏神に優しくした妻のおかげで助かった一色先生。
貧乏神だって神様だと納得。このペアは、千年の昔から、何度生まれ変わっても夫婦や恋人になる設定で、一色先生(あまり売れていない作家)は、その昔武士だったようで刃の代わりに竹刀を使う。

堺雅人の殺陣はなかなか上手かった。
戦う相手が魔物で、動きが難しいだろうナと、このような鑑賞の仕方もあるンだと思いながら。

 

七福神に取り掛かっている。
今日、線起こしまで出来た。

神の世界も人間にとっては異界である。
このところ、何かとこの世の平常が乱れているように感じる。
そのせいかどうか、解決しないととんでもなく疲れる事件が起きる。

事件と言っても、刑事的なことではなく、身の回りに起きる些細なことだ。
しかし、先送りするにしたがって疲労度が高まる。

親戚付き合いの重圧から逃げたい歳になった。
細々としたことから、節目の行事まで。

ひょっとして、私も異界へ逝く日が遠くないのかしらんと思ってしまうほど、次々とやって来る。

七福神が出来上がったら、きっと気分が上昇するだろうと、せっせと描いている。

(玉麗)

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