先日の記事で、すぐに名前が出るほど好きな画家はとくにいません、と言った私ですが、西洋美術のルネサンス時代には非常に惹かれます。
ルネサンス時代・・・イタリアの三大巨匠として誰もがその名前を知っているダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。あまりにも有名すぎですね!
ここで、私とイタリアとの接点をすこしお話させて下さい。
もう10年以上前のことですが、初めてイタリアへ行きました。当時ひよっこOLだった私は、会社の同期女子(6人)で相談をして、みんなで有給をとって海外旅行をしよう、ということになったのです。のんきで平和な時代!
海外と決まったはいいけれど、どこへ行く!?大きくアメリカとヨーロッパのふたつにわかれ、さらにディズニーランド派とイタリア派にきれいに3人ずつ決まったのでした。私は断然、イタリア派。
こうしてわかれたアメリカチームとイタリアチームは、決行する時期をずらし、私たちイタリア派の渡欧日程は、1月末となったのです。極寒の時期に、ヨーロッパ!?パックツアー旅行なので、季節によって値段が倍ほども違うことが、ひよっこ達には非常に大きな理由となったのです。
なんといっても、「お金<体力(+時間)」の公式がど真ん中に当てはまる、無敵(無知)の20代。冬の旅行は荷物が増える〜と言いながら、スーツケースに防寒グッズと必須アイテムのカップ麺とペットボトルの水と、なかでも一番大きかったであろう期待感をつめてもっとも寒い時期に、もっとも寒そうなヨーロッパの地を目指したのでした。
今、私の手もとに当時のなつかしい写真と、旅のしおりがあります。
(日本時間)
1月26日(日) 11:40 関空発
15:20 ヒースロー空港着
19:00 ヒースロー空港発
21:55 ミラノ着
(ミラノ泊)
なつかしい〜〜!そういえば直行便ではなく、ロンドンのヒースロー空港に乗り継ぎしたこともなんだかうれしい体験でした。もちろん、ロンドンの観光ができるわけではないけれど空港を探検して「いま一応イギリスにいるってことやんな!」とはしゃいでいたことを覚えています。
行きの飛行機ではとにかく元気だし、ワクワクしているので眠れず、調子にのってワインを飲んでいたような・・・。
ミラノからヴェネツィア(1泊)〜フィレンツェ(2泊)〜ローマ(2泊)までずうーっとバスで移動!途中でベローナ(ロミオとジュリエットの舞台)、ピサ(斜塔)、アッシジ(三フランチェスコ教会)、そしてもちろんトレビの泉など有名な観光地をめぐり、さいごは機中泊で2月2日(日)朝9:55に関空着。
まったくありふれたツアー観光旅行の内容ではありますが、フィレンツェに滞在中、ルネサンス絵画で有名な、ウフィッツィ美術館へ行ったのです。
つづく。