四季の姫達の物語(玉麗作)の中で
冬姫が人間界で起きた干ばつの折、
春日の森で祈る場面がある。
父神から教わった祈りの言葉を、
一心不乱に唱える。
姫の体から水蒸気が上がり雲となり、
雨を降らせるとの設定で物語は進行する。
我が身をモデルにした訳ではないが
よく似た現象が私にも起きる時がある。
極度に緊張すると体が熱くなる。
わが家の車は軽自動車なので、車内が狭い。
私の出す水蒸気で、窓ガラスが曇ったりする。
もともとそうあることではないし、
やはり体力を消耗する?ようなので、
最近ではそんな場面もトンと無い状態だったが、
今日、現象が起きた。
特別教室の終盤、
時間に迫られての添削の折、
ウワアーッと体から水蒸気が発散されているのを
感じた。
ただの緊張汗、つまり冷や汗じゃないのと
言う人もいる。
そうかもしれない。
しかしそうではないかもしれない。
といっても特異体質と呼ぶほどのことでもないし、
この現象が何かの役に立つ訳でもない。
寒い時に起きてくれたら、私自身は助かるが
せいぜい1〜2分間の発熱ゆえ、
ストーブの代わりにはなってくれない。
(玉麗)