雀を描けますか?

4月1回目の手本は、スズメと菜の花です。ここしばらく、お手本で鳥が続いている(カワセミ、ヤマセミ)ので楽しいです。生きものを描くのは面白いですね。

各教室でたくさんのさまざまなスズメたちに会いました。大きい子、ユニークな子、キリッとした子、寒くてぷーっとふくらんだ子、みんな可愛らしくてなごみます。

鳥を描くときのポイント、いくつかありますが、大事な部分はまずクチバシです。鳥は種類によってエサが変わるので、どんなものを食べるかによってクチバシの形状も違うのです。

大川のサギ

長いクチバシは、おはしのように使って魚を穫るため。
(カワセミ、サギ、ツルなど)

大阪城で見た猛禽類

カーブしたクチバシは、えさをすりつぶすことができる。
(タカ、ワシなどの猛禽類、 インコなど)

大阪城梅林のメジロ

小さなクチバシは、実をつついたり蜜を吸うのにちょうどよいコンパクトサイズ。
(メジロ、スズメなど)

大阪城のキンクロハジロ

・・・・・?

大阪城で見たフクロウ

・・・・・!

 

スズメは雑食といわれます。虫も食べるし、パンくずやお米も食べます。地面をつつくのには小さいクチバシがぴったり。

というわけで・・・・

墨彩画の雀1

墨彩画の雀2

墨彩画の雀3

どの子も愛らしく、菜の花とマッチして春らしい作品になりました。

毎日見かけるポピュラーな鳥でありながらいざ描こうと思うと、あれ?・・・どんな顔だっけな?と悩むものです。スズメの特徴のひとつは、ほっぺたと首のところの黒い模様です。これをクッキリさせると、スズメっぽさが際立ちます。

 

追伸:
玉麗日記4月2日の記事「わが家にこんな子が来ました」の中に出てきた鳥のこたえは、
1.シジュウカラ でした。